· 

不登校で悩まれておられる方へ

 みなさま

 

こんばんわ。

 

不登校に悩まれるのは、多くは親御さんだと思います。

 

私も中学2年生から、18歳まで不登校、引きこもり状態でした。

 

もちろん、高校受験などしてません。

 

中学校に行かなくなったのは理由があります。

 

不登校になる時は 誰しも、そうだと思います。

 

ただ、その理由や背景は複雑で、親御さんが理解するのは

 

難しいケースが多いでしょう。

 

本人にとっても、嬉しい話ではありません。

 

本音を聞き出すのは困難です。

 

小学生や中学生のくらいですと

 

自分の心の中にある「本当の自分の気持ち」を

 

整理することすら難しいのですから。

 

私は大検をとり、その先へ進みましたが

 

それをバックアップして、理解してくれる人なんて誰もいませんでした。

 

引きこもりの時、私の心が 常に 助けを求めていたことは

 

よく覚えています。

 

誰か 助けてほしかった

 

ですが、助けてくれる人も いませんでした。

 

ものすごく 孤独でした。

 

18歳くらいの時 自分のストレスを 自分で少し理解できるようになり

 

一人で 地元の 精神科に 行ったことを覚えています。

 

何が問題か 何に困っているか 

 

そんなことを 医師は 聞きたかったのだと思いますが

 

結局 どうしてほしいの?

 

そんなことを聞かれ、私は「もういいです」といい

 

何も変わらないまま 精神科を あとにしました。

 

何も わかってもらえなかった そう思いながら。

 

その後は、その病院には行っていません。

 

18歳とはいえ まだまだ 子どもです。

 

それが 一人で 精神科を 自ら 受診に来た

 

それ自体 大きなメッセージを 私は発していたと思います。

 

そんなことさえ 理解できない医師は 私には無用。

 

そこからは 精神科医には 不信感しかありません。

 

そして、自分は自分で育てるものだと確信しました。

 

助けてほしかった でも 誰も助けてくれなかった

 

私の10代の時は そのように思うことの連続でした。

 

いま 私を助けてくれる人がいない

 

だったら いつか 私が 誰かを 助けることにできる人間になろう

 

そう思うことで 乗り切るしかありませんでした。

 

他方、両親は 私の不登校、引きこもり状態に 

 

非常に 反発的でした。

 

私は 完全に 捨てられてる 物理的にも 精神的にも

 

そう感じていました。

 

家族ともコミュニケーションをとることは全くなかったので

 

それでも、家の中は いつも 親のイライラした雰囲気に充満していました。

 

母は、「子育てに失敗した」と言い、泣いていました。

 

父は 関係ない 妹にまで 冷たくあたるようになっていました。

 

妹とは4つ 離れていましたが、妹に対しては

 

家族を私が壊してしまった そのような思いがあり 本当に

 

かわいそうなことをしてしまったと 後悔しています。

 

もういまさら どうにもなりませんが。

 

妹も 姉の私が そのような状態になったことから

 

大きなストレスを 感じていたと思います。

 

のちに、統合失調症を 患いました。

 

いまだに、いまは 40歳近い 妹はもう10年以上引きこもりの状態で

 

唯一同居している父が 面倒を見ています。

 

中学生で不登校になった私は 卒業アルバムを ある先生が

 

家まで持ってきてくれたみたいでした。

 

家にあったのを たまたま 目にしたことがあるので。

 

卒業証書もありました。

 

ですが、卒業アルバムに 私の名前 写真など 私のことは

 

何一つ のってません。

 

卒業証書に至っては 生年月日も間違ってる。

 

よく こんなもの うちにもってきたな…と思いましたが。

 

見つけたその日に 私は 全て 破って処分しました。

 

親は せめて高校くらいでておいて欲しい そう言っていましたが、

 

そんな感覚で 高校など行く意味ないと 私は思ってましたので

 

聞く耳持たず。

 

一度 母が相談したのでしょう

 

母方の おじいちゃんが 一度だけ 私に部屋に来て

 

お経をとなえて 出ていきました。

 

私って 何扱いされてんだろ と思いました。

 

学校は 天国ではありません。 むしろ場合によっては地獄です。

 

「義務教育」というものがあるとはいえ

 

なんで そんなとこに むりやり 行く必要があるのでしょうか

 

勉強なら 学校ではなくても 本人の意志があれば どこでもできます

 

逆にいうと 勉強しに学校に行っていると 本心からおもってる

 

子どもさんの方が 稀じゃないですか? と私は思いますが。

 

両親は 私の当時の現実と 将来に 絶望してたことでしょう

 

かつて 母の日記の1ページを たまたま 目にしてしまったことがあります

 

そこには

 

「神様 どうか あの子を たすけてください」

 

そう 赤字で 殴り書きしてありました。

 

今でも忘れません。

 

(他方、なんで 子どもを助けるのが 神様なん? と

 

あなたたちでしょ… と 今は 冷静に思いもしますが)

 

そのくらい 普通に育ってきた両親は どうしていいかわからなかったのだと

 

思います。

 

子どもさんによりますが 不登校、引きこもりの子どもさんは

 

助けを 常に 求めています。

 

そんなふうに まわりからは 見えなくても。

 

当時、私は 本当に 孤独でした。

 

笑顔はもちろんのこと、涙も知りません。

 

喜怒哀楽がなくなるんです。

 

でもそれに耐えて生きていかなければ なりません。

 

まだ、子どもだった私には 自分のストレスを 自分の頭で

 

理解できなかったんだと思います。

 

でも、確実に ストレス過多の状態にはありました。

 

当時の リストカットの跡が 私の両腕には 無数に いまでも

 

はっきり 残っています。

 

風邪薬などを 過剰服薬したりもしていたので。

 

そうしないと 乗り切れませんでした。

 

幸い 私は 自分自身の意志で 大検をとり、大学へ行くことができました。

 

大学は わたしにとっては 社会復帰の場でした。

 

そこで 学んだもの 得たものは 大きかったです。

 

勉強そのものは 昔から 好きでしたので

 

大学教育って どんなものなんだろうという興味で

 

進学しました。

 

言い換えると、自分の興味のあることを見つけることができたということです。

 

大検、大学受験は 完全に 独学でした。

 

先生など人から聞いて 学んだわけではありません。

 

ひたすら 参考書などを読んで勉強しました。

 

ですので たとえば 数学で使う cos 

 

これを コサインと呼ぶって知ったのは 大学に入ってからです。

 

へぇ〜 あれ コサインってよぶんだ…

 

そんなことはよくありました。

 

 

ここまでは、前章です。

 

 

私は今 心理カウンセラーをしています。

 

そして、今の日本の学校教育に 警鐘をならしたい。

 

日本の 学校至上主義は あまりに 非人権的で 異常だと思います。

 

子どもの 教育を受ける権利は まもるべき 大事な権利ですが

 

それが なぜ 大人によって勝手に決められる「学校」でなければ

 

ならないのでしょう。

 

子どもには 自分が どこで 誰から 教育を受けるか

 

それを選択できる 権利を有しており それを尊重すべきです。

 

仮に、子どもが学校でいじめられていて そんな話も誰にもできず

 

学校に 当たり前のように いかされ続ける 

 

こんなことあっては ならないと思います。

 

学校で 傷ついている 子どもさんには 学校に行かせることなんかより

 

親がそばにいて 傷をいやしてあげるべきだと、見守ってあげるべきだと

 

愛情を注いであげるべきだと、それが最優先事項だと私は思います。

 

アメリカでは ホームスクール というものがあります。

 

簡単に言うと 教育を受ける場所が 学校ではなく ホーム(家)。

 

必ずしも 家である必要もないでしょう。

 

その子にあった場所で その子にあった教育を提供する そのような

 

「場所」の創設が 日本の 教育業界にとって 重大な課題です。

 

学校に行かない、そんな選択を 子ども自身ができるようバックアップすることは

 

大人の責務です。

 

心を病んでしまった子に 何に興味をもつことができるというんですか?

 

まずは、精神的なケアを充実させて それから その子自身の持つ

 

興味や好きなことを 見つける 手伝いをしてあげて そしてはじめて

 

子どもは自分の関心のある事柄に 手を出すことができるようになります。

 

 

最後に 少し話は変わって

 

わたくし 心理カウンセラーをしているとお話しました。

 

これまで受けた相談の中で、

 

保健室の先生が 学校内で 教師間で いじめにあっている

 

それで 転職を考えている そのような相談でした。

 

学校では 子供同士の いじめなど クローズアップされやすいですが

 

不調を抱える子供が 拠り所としやすい 保健室の先生

 

その先生までもが 学校内で おとなのいじめにあっているのが

 

現状なんです。

 

先生は それなりに 大人ですので 子供とは違い

 

自ら 現状を変えるよう 動きやすい点は否定できませんが

 

それでも、先生まで 「学校」で 精神的に病んでいる。

 

そこまでして

 

みなさんは

 

学校を

 

信用していますか。

 

学校に行かないことは いけないことなのでしょうか。

 

そんなことありません。

 

そう 大声でいうことができる社会に 

 

日本はシフトしていかなければなりません。

 

学校は 人の健康と命に 私たちが思ってる以上に

 

密接に 繋がっているからです。

 

不登校のお子様をお持ちの方へ

 

何も 悲観することなど ありません。

 

大切な お子様の こころの声に 傾聴してあげてきださいね。

 

未来は 常に 雲の上の空のように 明るいものです。