みなさんは、「LMM症候群」という病気を
ご存知ですか？
love myself more の頭文字をとって "LMM"
日本語で簡単に言うと
何より 誰より 「自分」が かわいい
自分が 大事。
それ自体は 決して おかしいことでも まちがったことでも
ありません。
特徴的なのは 自分以外の 「相手」
相手のことを 考えられない
相手の立場に立って 考えられない
自分が 「すべて」
これが 行き過ぎている状態
そのような方は LMM症候群の可能性が 高いです。
私なんかは 幼い時に 幼稚園などで よく 言われたものです。
自分がされて嫌なことは 人にもしちゃダメよ…と。
これは、当たり前のことでしょうか？
自分がされたら嫌なことでも
他人にするなら 別に自分はいいじゃん！
このような考え方をする方も いるでしょう。
今の世の中、相手の立場に立って考える…
これは、もはや ビジネススキルの一つでしかない
そう思います。
例えば、豪華なホテルにコンシェルジュさん、、、
お客さんが どうすれば 気持ちよく 受け入れてくれるか
真剣に考えますよね？
シンプルな 接客業一つとっても
どうすれば お客さんが 気持ちよく帰ってくれるか。
では、先に 例で挙げた ホテルの 従業員さん
あなたたちは 職場内で 同僚に 後輩に 先輩に
どうやったら みんなで 気持ちよく 働くことができるか
考えるのでしょうか。
職場だけではありません。
学校で。 家庭で。 公衆の場で。
相手の立場に立って 考え 行動できますか？
場面を変えて、国会を例に とりましょう。
少しだけ テレビで見た話ですが、
物価の上昇について
家内が管理してるから、自分はそんな実感ない的な
発言をされた政治家さんが いるみたいですね。
あとで、言った発言を 訂正したり なんやかんや
あったみたいですが、
私は、ある意味、この政治家さん
すごく 「正直」な方だと思います。
「すごい」くらい、すごく。
質問した野党の方も
だったら 奥さんに 聞いてきてください
くらい 言ってほしかった気は 個人的にしますが、
はなから、物価上昇は国民の負担になっていると
認めるような、国民視線を 装うような発言をする人よりは
よっぽど 正直。
そりゃあ、政治家さんに 多くの国民の家計事情なんか
知ったことじゃないですよね。
あとから、その政治家さん、誤解を招くようなことを言ったとか
言わないとかで 訂正みたいなこと 言わされてましたけど
それすら 嘘じゃないですか。
自分が間違ったこと言ったなんて ほんとに思ってるんでしょうか。
しょうがない、国民の立場に立って考えるなんて
できないんだから 訂正なんかさせる必要ないと思います。
マスコミがなんて批判しようと
「相手」である国民の立場に立って考えるなんてできない「LMM」
なんだから。
政治家も国家公務員です。
そして、国家公務員は24時間、国民全体の奉仕者です。
そんな宣誓書に 私が公務員になったときは 署名させられました。
この政治家さんに 今の現代社会は 如実に 反映していると思います。
相手の立場に立って 行動できない
これが 今の 多数派です。
単純な民主主義に従うと それが 正義です。
ですが、私は それって あまりに 空気読めなすぎの
もはや 社会的病気だと 思います。
そういう意味で、日本社会は めっちゃ 病んでると思います。
逆に、相手のことを考えて行動する人たちは 少数派です。
そのような方々が 「適応障害」とか 言われて 病気扱いされる。
生きにくさを感じる。
自分の居場所が わからなくなる。
いじめや パワハラなど いろいろな ハラスメントが 生じる。
私に言わせれば、病気なのは 今の世の中に うまーく
馴染んでる人たちの方だと 思います。
(みなさんだとは言いません。)
精神的な病気たる所以ですね。
本人には 病気という 自覚がないところ。
「適応障害」と言われた方
あなたは 病気なんかではありません。
病気なのは あなたを 取り囲む人々の方です。
自分に 自信をもってほしいと 願います。
苦しいことかもしれませんが…
さて、LMM症候群。
これが、多数派になってしまっている今
本当に 心の健康な方々が どうやって
この 日本という 大きな病棟内で いきていくか？
カウンセラーとして 大きな課題だと 感じています。
まぁ、これを読まれた方が どう感じるか 私自身わかっているのか
そう問われると 私も LMM症候群かもしれませんが！